女が書くというブログというものを 男の私も書いてみた。
寂しさの徒然に、男の気持ちをシタタメテいます。
- 男 辛之 作 -
マッタク、雨の降る日は天気が悪い。
物忘れのヒドイ私に似てか、うちの子はよく物を忘れる。
子供が物を忘れると、ヤッパリ、血は水より濃いのね。
私の方を見ながら家内は、烈火のごとくおこる。
情けは人のためならず。これが家内の口癖だ。
チョット待て、言葉の意味が違うじゃないか?
それじゃ子供がかわいそうじゃないかと思うけど、
あちらを立てればこちらが立たぬ。
物言えば唇寒し秋の風。
いつもの事よと、子供は黙って下を向く。
論より証拠、屁の河童。
しばらくたって私にササヤク子供の一言。
「母さんも、人のふり見てわがふり直せ。」
おいおい、今度は使う場面が違うんじゃないか。
でも、心配ご無用。
お腹を痛めたわが子は、目に入れても痛くない。
しばらくすると、子供を呼ぶ猫なで声が聞こえてくる。
だから私は、火中の栗を拾いたくない。
先日また、子供が電車の網棚に忘れ物をしました。
家に着いた途端、忘れ物に気が付いた子供は、
藁にもすがる思いで、駅へ引き返しました。
窮すれば通ず。幸い近距離間を走るCity電車でしたので、
次の日には子供の降りる駅で受け取る事となりました。
子曰く「これって、塞翁が馬だね。」
私は、この日ばかりは我慢できなくなって子供に言いました。
「違うだろ、不幸中の幸いじゃないかな。」
そもそも、忘れ物は先輩よりの預かり物ですから、
まさに、九死に一生だったのかもしれません。
しかし、一難さって又一難。一寸先は闇。
いつもの如く、いえ、何時も以上の完膚なきまでの雄たけびが、
我が家に響きわたりました。
子供には泣き面にはちかもしれませんが、
もしかしたら、塞翁が馬になるのでは、
あながち間違いではないかも知れないのでは。。。
希望的観測です。
やはり、馬の耳に念仏だったようです。
腹が減っては戦が出来ぬとばかりに、遅い食事を取る
わが子が、そこにいました。
やはり、ことわざだけじゃ難しい。
慣用句、故事成語が必要なようです。
4字熟語の助けも欲しい。
ハマさん日記 出発の章 より